トランシーノ錠に副作用はある?

笑顔の女性

トランシーノ錠の副作用発現率は5.2%(6/115例)、8件(胃腸障害5件、腹痛1件、臨床検査値異常2件)と示されています。
いすれも軽度であり、重篤なものは認められなかったとのことです。それでは、主要な成分ごとに副作用の可能性がないか見てみましょう。

「トラネキサム酸」は医療分野において長く使用されてきました。そのため実証データも充実しており、安全性は確立されています。
副作用としては以下のものが挙げられます。

過敏症状(発疹(ほっしん)・発熱・かゆみなどのアレルギー症状)をおこすことがあります
過敏症状がおこったときには服用を止め、すぐ医師に相談してください。
胸やけ、食欲不振、吐き気、下痢など、まれに、かゆみ、ねむけなどをおこすことがあります

そして、服用に当っては次のことに注意が必要です。

  • トラネキサム酸含有の風邪薬などを服用している場合は、一日の摂取基準を超えてしまう可能性があるため併用は避けてください
  • 抗プラスミン剤で過敏症状をおこしたことのある人は、あらかじめ医師に相談してください
  • 血栓症あるいはその疑いのある人、血液凝固障害のある人は、あらかじめ医師に相談してください
  • トロンビン製剤(止血剤)を使用中の人には、これらの薬は使用できません

L-システイン

L-システインは自然に存在するアミノ酸で、医薬品や食品の香料として使用されています。
皮膚の代謝を正常化して維持し、アレルギー反応を弱めるという効能があるため、湿疹・蕁麻疹・にきび・中毒疹などの炎症を起こす皮膚科疾患(アレルギー性疾患)に対して処方される事が多く、副作用もほとんどないという利点があります。
副作用としては、口渇、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などが挙げられますが、重篤な副作用は特にありません。
ただし、服用は比較的長期にわたるものなので、用法を守り、過剰摂取を避ける必要はあります。

ビタミンC

ビタミンCは野菜やフルーツなどの食品にも含まれ日常的に口にする機会は多く、副作用などは特にないと考えられています。
水溶性であるという性質から、余分に摂取したとしても体内に蓄積されることなく排出されてしまいます。
一方で、鉄などのミネラルの吸収を促進する作用があるため、過剰に摂取した場合は「鉄過剰症」の原因になる可能性があります。
同じく、多量に摂取した場合において、下痢や血圧低下による体調不良を招く可能性があります。

そのほかの成分

その他成分のビタミンB6とパントテン酸カルシウムについても、副作用があるかどうか見てみます。

ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)

牛や豚、鶏のレバー、魚の赤身、ひまわりの種やピーナッツなどの種実類に多く含まれる水溶性ビタミンです。
アミノ酸の代謝や神経伝達に用いられ、不足すると痙攣やてんかん発作、貧血などの症状を生じます。
ヒトの場合、通常の食物に含まれるため食事が原因の欠乏症はまれとされますが、加工工程での減少や抗生物質の使用などにより不足することもあります。
その一方、過剰症として有名なのが、神経障害や感覚障害、腎臓結石です。

パントテン酸カルシウム


たいていの食品に含まれ、通常の食生活で欠乏する可能性は低いと言われています。
特に多い食品は、乾燥酵母、卵、牛乳、レバー、糸引き納豆、きな粉、落花生、干し椎茸、さけ、いわしなどです。
不足すると、成長停止、体重減少、皮膚炎、末梢神経の障害、副腎障害などを引き起こすと言われています。
過剰に摂取した場合の症状は特にありません。

以上のことからトランシーノ錠には重篤な副作用などはなく安全に使用できることが分かりました。
ただし、服用するにあたっては、「1回2錠1日2回の服用」、「肝斑の症状があるときのみの服用」などの用法を守り、他の薬剤やサプリメントとの併用で過剰摂取を起さないように注意する必要があります。

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